20年近く前に、中古住宅として購入されたＦさま。
お子様も成人され、ひと段落。
キッチンを明るくしたい、洗面台を新しくしたい、住まいへの要望が
どんどんと膨らんでリフォームをされることに。

南の和室２室のうち一部屋はダイニングキッチンと隣り合わせでありながら
収納で区切られ、建具が幾重にも動線を隔てていました。
また西の和室は、暗くジメっとした空気を感じておられるとの事。
結露、カビ、音対策として１階の窓は掃出し窓含め、内窓（LIXIL／ｲﾝﾌﾟﾗｽ）を
採用しています。

間取りを変更して、洋室にと変更した和室と一部屋にして約16帖のＬＤＫへ。
もちろん耐震補強も設えました。（LIXIL／耐震パネル／パンチ君）
また、構造計算・地盤改良など　これから永く住まうための建物の
内臓を元気にすることも施工しました。

タンスなどの家具収納をやめて、クローゼットを設け部屋全体をすっきりと
スタイリッシュに暮らしたい、とのご希望に沿うようお打合せを重ね
明るい床の色目と建具、家具とＦ様のセンスが光るコーディネートとなりました。

暗く背中を向けてお料理をしていたキッチンは、南を向いた対面キッチンへと
変更し家族３人カウンターでのお食事はカフェのように明るく広々。
正面で手が届かなかった出窓の開閉は横方向になったことで、開閉も出来、
爽やかな朝日と風が取り込めます。

ユニットバスの大きさは1216サイズと以前と変わらないのですが、淡い花模様の
アクセントカラーパネルで広く明るくかわいらしい雰囲気で楽しく感じます。
0.75坪だった洗面脱衣室は間取りを少し広げました。以前は浴室の入り口を
狭く塞いでいた洗濯機、向きを変えて浴室へ入りやすくなりました。

今回、２階は内装を全面改装、外構もリノベーションさせていただきました。
１階はセミスケルトンでした。水廻りの位置は大きく変えてはおりません。
ですが、ココぞ！という想いに向かって内容の濃いリフォームになったと思います。