マンションの改修にあたり、和室の撤去による間取りの変更と
床やクロスの仕上材も全て新しくしたのですが、
床の色目を変える場合、全室のイメージを統一させる為には、
建具の色は、イメージを大きく左右するパーツです。
まずは和室の押入をクローゼットへ改修し、
襖扉を洋風のクローゼット扉へ取り替えました。
こちらは壁の工事を含み、サイズも変更する事が出来ますので、
コストの観点からも、 LIXILインテリア建材の既製サイズから選びました。
このクローゼット扉に合わせ、他の建具の色や把手をセレクトすることに。
リビングダイニングの収納は内部を既存利用し、扉のみの交換にしました。
白も鏡面やマット、暖色系や寒色系、色々な白があります。
サンプルを見比べ、LIXIL建材のプレシャスホワイトに一番近いマットホワイトの面材と、
角型のマットブラックの把手をセレクトし、扉を作り替えました。
リビングダイニングの入り口は枠を取り換えると壁の工事が必要になりますので、
既存利用し、マットホワイトのリアテックシートを貼りました。
建具は同じくマットホワイトの面材と、物入と同じシリーズのマットブラックの把手で取替。
リビングへの入り口ですので廊下に光がたくさん入る様に採光窓2カ所のタイプへ作り替えました。
玄関の扉枠にもシートを貼ってホワイトにしました。
ちょっとした部分ですが、お宅へ入る最初の部分ですので、
全体のイメージを大きく左右する部分でもあります。
全ての居室の建具枠と窓枠は既存利用でリアテックシートを貼り、
扉と把手を取替える事により、白が基調で黒をアクセントとした
明るくメリハリのある 統一されたイメージになりました。
工事の範囲やご要望に合わせ、既存を利用したり、 シートを貼ったり、部分的に取り換えたり。
完全に改修してしまう場合もありますが、
お客様の思い入れやご予算などにも合わせ、色々なパターンでご提案、
細かく打合せした上で箇所に合わせ改修内容を変えています。