こんにちは、インテリアショールームより
今日は、私が心奪われた家具の一つ
ドイツのTHONET(トーネット社)の「カフェチェア」をご紹介いたします。
この椅子に惹かれたのは、シンプルなのにどこか存在感のあるところ。
どこかで見かけたことがありそうな、懐かしいフォルムです。
それもそのはず。
なんと、この椅子は今から159年前の1859年に発表されてから、
現在に至るまで、デザインが変わることなく生産され続けているそうです。
こんなにも永く作り続けられているなんて、それだけで驚きました。
きっと、究極にシンプルなフォルムが、
何時の時代にも飽きることのないデザインだった
ということが、長年作り続けられてきた理由の一つなのでしょう。
絵画の題材や映画の印象的なシーンなどにも
度々取り入れられている程、フォルムの美しさは
評判がいいようです。
この美しい曲線ですが、
創業者のミヒャエル・トーネットが、
スチームで木を曲げる技術(曲木技術)を応用し発明されました。
それよって大量生産が可能になり、
椅子における初の工業製品ともいわれている
記念碑的作品だそうです。
ダイニングチェアとして何脚かそろえても素敵ですし、
1脚だけマイチェアとして家事室などでお使いになるのも素敵ですね。