引き続き、世界のカーペットをご紹介します。
■イギリス、フランス「ウィルトンカーペット」
柄やパイル長が自由なデザインで、機械織りの起源となるものです。
密度が高くしなやかで耐久性のある高級品です。
通気性がよく熱がこもりにくいという特徴があります。
■アメリカ「タフテッドカーペット」
現在最も普及している、初めて機械化で量産されたものです。
生産速度はそれまでの30倍にもなります。
使用年数は2~5年程と短めです。
裏面が基布なので通気性は悪い傾向があります。
■中国「中国緞通」
織り方は異なりますが、ペルシャ絨毯同様人の手で一本一本織ります。
見た目の特徴は分厚くボリュームがあります。
強度があり50年以上使用可能なので、代々受け継がれることも多くあります。
ぼかしなどの繊細な文様まで表現できます。
シルクロードを通してチベットから伝わりました。
■日本「畳」
植物を素材とした「こも」、「むしろ」から発展しました。
絨毯は江戸時代に海外から長崎へ緞通が伝わり、全国へと広まりました。
■熱帯地方
バンブー・ラタン・チークなどの植物の幹・茎・皮などの材料を粗く編み、敷物やカゴなどの生活用品がつくられました。
カゴなどは最近の雑貨屋さんでも見かけますね。
暑さ・寒さ・雨風・日差し・湿気など地域によって対象は異なりますが、敷物を使う共通点は『身を守るため』ということが分かります。
これは現代にも共通していますね。
歴史を重ね進化したように現在も改良され続け、防炎・防ダニなど機能性を持たせたラグも登場しています。
次回はラグ特集その3「現代のカーペット」です。
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