Ａさまが今回リノベーションした建物は、長い間賃貸物件として貸出しされていました。
借主が退去したことをきっかけに、Ａさまご夫妻の住み替えに至りました。

しかし、築４０年超ということもあり、とにかく断熱性が悪いこと。
水廻りや床の老朽化。廊下で分断された使いにくい間取りなどの問題も多くありました。

廊下で分断されていた各部屋を、リビングから全ての部屋にアクセスできるようにし、
玄関ホールの寒い空間を介さず、トイレや洗面などの水廻りに行けるように間取り変更。
建具も基本引戸を採用し、動線を邪魔しないようにしました。

床・壁・天井の断熱材の充填はもちろん、窓も全て取替えペアガラス化、
リビングには家具の日焼けも考慮し、ＬＯＷ-Ｅガラスも採用しています。
外壁は断熱材入りの金属サイディングに張替え、建物全体の断熱性能が格段に向上しています。
計画中も迷いながらも、床暖房の採用を見送ったＡさまですが、
実際住んでみてたら床からの底冷えが殆どないこと、
また小さいガスファンヒーターでもリビング全体が温まるなど、
断熱の効果とガスのパワーを感じていただけているご様子です。

システムキッチンは、前々より決められていたトクラスをご採用いただきました。
他にはない、人大天板の高い耐久性や清掃性が魅力です。
水栓はタッチレス水栓をご採用、ＩＨクッキングヒーター連動の換気扇も採用いただきました。

タッチレス水栓以外にも、Ａさま邸は新型コロナ対策にもなるヒントも沢山あります。
テレワークなども推奨される動きもあり、納戸はテレワークにも対応できるようＬＡＮを設置。
さらに、万が一の時にも隔離部屋にできるよう換気扇も設置しました。
窓には可動式プライバシースクリーンを設置していますので、通行人の視線や日差しの調整をしながら自然換気も可能です。
玄関にも換気扇を設けました。玄関の臭い対策にも役立っています。

さらなる安心安全のため、火災報知器は連動タイプを設置。
火災が起きた際、どこの部屋にいても報知器が鳴ってくれます。スマートフォンやインターホンにも連動しているので、
不在中であっても通知が届くほか、ご近所にも玄関インターホンから火災を知らせてくれます。