夫婦の時間をそれぞれに快適に過ごせる空間づくり
Data施工詳細
施工エリア |
浜松市 |
建物タイプ |
戸建て |
施工箇所 |
キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面、外壁・屋根、リビング、ダイニング、洋室、和室、造作家具、インテリア、玄関、内装 |
家族構成 |
ふたりぐらし |
面積 |
120㎡ |
構造 |
木造 |
築年数 |
25年 |
工事費用 |
2200万円 |
夫婦で過ごす時間を愉しく快適に暮らす
退職のタイミング前後に合わせてリフォームをご検討されていたKさま。
お子さま達は既に独立し、夫婦で過ごす生活ではあったものの、退職に伴い、更に一緒に過ごす時間が増えることになりました。
施工前の間取りはキッチン、ダイニング、リビングが仕切られており、動線が重なる部分も多く、明るさも充分でなかったため、少しでも明るく、動線が楽に過ごしやすい空間をと計画がスタートしました。広い空間とフラット対面型のペニンシュラキッチンを希望されていたお客様へ、構造的に主要な柱は残し、耐力壁は適所に移設することで大空間が実現しております。
リビング内に畳スペースがある為、建築の決まりによる内装制限なども考慮し、天井の一部を折り上げ、間接照明を設置することで空間に立体感が生まれました。
またカーテンボックスでホテルライクな窓辺の演出をし、残す柱に絡めた縦格子パーティションを要所に配置することで、目隠しをしながらも光と風が室内に拡がる解放感あるLDKとなっています。
キッチン脇にはキッチンパントリーとワークスペースを造り、調べものをするのにちょうどよい素敵な空間が出来ました。そこからつながる洗面脱衣室にはランドリーパントリーを造り、それぞれの空間に必要な物の行き場所を設けることによって、モノの出し入れが楽になるような工夫もされています。
洗面の鏡は壁面に大きく設置し、吊り下げたカットガラスのペンダント照明と、側面のエコカラットが映り込み、ラグジュアリーな大人の空間がひろがっています。トイレや寝室にはアクセントクロスやブラケット灯で壁面に動きを出し、センサー照明器具や引き戸への取り替えにより、室内の移動が日中も夜間も便利になり、機能的にもデザイン的にもよい空間になっています。
畳スペースはベースが収納になっている商材により、畳でくつろぐ、段差にこしかける、物を収納する、と何役にもなってくれます。室内窓や採風玄関ドアも織り交ぜ、室内の空気がうまく循環することで、住まう人が健康で快適に過ごせる心地よい新しい空間になりました。
既存の建物の耐震強度を調べた上で間取り変更による数値の動きは、新たに計画した制震ダンパーにより、結果的に更に地震に強い構造となっております。
暮らしやすさ、心地よさ、安心を兼ね備えた空間となりました。