お子さまの小学校進学前までに、と住まいの検討を始めたOさま。
ご両親も「お仏壇を継いでくれるならありがたい」と、ご実家を２世帯住宅に改修することにしました。

玄関はひとつですが、階段を上がった先に鍵付きの入口戸を設け、親世帯・子世帯が上下で住み分け。
元々あったトイレに加えてキッチン、洗面（ランドリー）、シャワールームを２階に新設し、水廻りも分離した２世帯仕様になっています。

グレージュのフローリングにモルタル調・ブラックのアクセントクロス、ネイビーの建具でコーディネートされた子世帯。
小さいお子さまが安心して暮らせるように明るい空間にしながらも、モダンでかっこいい印象になるようにしました。

２階のホールに上着などをかけるハンギングバーを設置し、生活空間にホコリやウィルスの持ち込みを防ぎます。
トイレの手洗器は自動水栓にすることで接触部分を最小限にしています。

キッチンは対面式ではないものの、水廻りへのアクセスがしやすいレイアウトに。
扉を隔てた奥には広々した洗面・ランドリースペースを設け、洗濯、室内干し・衣類乾燥、アイロンがけまで１つの部屋で完結することができ、家事の負担を軽減。スペースがあるので下着やタオル類の収納も可能です。
その他の衣類や季節ものはファミリークローゼットに１つにまとめることで、１アクセスで必要なものを取ることができます。

リビング・ダイニングは耐震補強壁を採用しながら開放的な空間を実現。
寝室前のスペースはキッズスペースとして利用しています。
２階なので日当たりも良く、過ごしやすい若者世帯の住まいになっています。

親世帯は既存を活かしつつ、洗面室と寝室・クローゼットを性能向上・バリアフリーリフォーム。

元々２階に寝室を設けていたご夫婦が１階で寝るため、絨毯敷きの納戸を板の間の洋室に。
床段差のバリアフリー化や、雪見窓の塞ぎ工事、掃出し窓の断熱リフォームなど、親世帯が快適に過ごせるようにしました。

洗面台は２階に合ったものを洗面室へ移設し、一部は脱衣室の収納として再利用。
お父様からも、脱衣室の収納は移設利用して大正解、と喜びの声を頂いていおります。