躯体の構造美と素材感に魅せられて
Data施工詳細
家族構成 |
一人暮らし |
建物タイプ |
マンション |
施工箇所 |
キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面、リビング、ダイニング、玄関、内装 |
施工エリア |
浜松市 |
面積 |
59 |
構造 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 |
築年数 |
40年 |
~ひとつひとつのマテリアルの素材感を大事にしたい~
リノベーションを前提に中古マンションを購入されたF様。
細切れの間取りを広々と使いたい、長年温めてきた理想の空間イメージを形にしたい。
こうしてF様のリノベーションプロジェクトのパートナー探しは始まりました。
理想のイメージを明確に持っていたF様はあえて、築年数の古いマンションを購入。
イメージに合致したマンションに出会えたものの、やはり気になったのは設備関係の老朽化でした。
そこでF様がパートナーとして選んだのは、地域のライフラインを維持する会社のグループ会社であり、デザインリノベも手掛ける弊社でした。
自分の頭の中にある理想のイメージが、技術的な面で本当に実現可能なのか?
そんな不安を少しずつ和らげたのは、同じテイストが好きな営業担当との打ち合わせだったのではないでしょうか。
好きなテイストが同じなので、ヒアリングもいつもより熱が入ってしまったという営業担当。
お二人の好きなテイストは、インダストリアル系や、SOHOスタイル。
躯体や配管の無骨で無機質な部分をあえてみせ、その構造美を楽しみたい。
ひとつひとつのマテリアルの素材感を大事にしたい。
それが今回のリノベーションのこだわりでした。
F様とたくさんの写真でイメージを共有し、実際のサンプルでイメージと合致しているか確かめる。そのような地道な作業を何回も繰り返し細かいところまで突き詰めました。
玄関の特徴的な框の形状は、F様自らご自宅で何度も寸法や角度を吟味。
オールステンレスのキッチンはサンワカンパニーのOSSO。レンジフードはあえて配管を見せて厨房ライクな雰囲気に。
壁のタイルもいくつもサンプルを取り、一番しっくりしたものをチョイスしました。
LDKの床には、節があることでより木材らしさを味わえるからという理由で、無垢の杉のフローリングを採用。
マンションならではの難点で、既定の遮音等級を確保するために、遮音パネルを敷きこみました。
こだわりのDIYルームの建具はラーチ合板の製作建具。床もラーチ合板を市松貼りにして、節や素材感を生かしました。
天井は当初、現しにしたいというご希望がありましたが、断熱の構造上現わせなかったため断念。
EP塗装で、お好きな色で塗装しました。
ご自分の基地を手に入れられたF様。きっと充実した毎日をお過ごしになっていることでしょう。
オールステンレスのキッチンはサンワカンパニーのOSSO
DIYルームの建具はラーチ合板の製作建具
床もラーチ合板を市松貼りに
こだわりの紙巻き器
無骨でスタイリッシュなステンレスの洗面台
給湯リモコンやコンセントはニッチ内に納めて