築40年の戸建木造住宅。住まいと設備の老朽化が顕著になり始め、年回りの良い年に、いよいよということでリフォームに取り掛かりました。
ダイニングキッチンとリビングが廊下で分断されていること、風通りが悪いこと、
家族でくつろぐ空間が欲しいということなどからダイニングキッチンとリビングをひとつの空間に拡張しました。
建具を開け放つとリビングまで風通し・見通しの良い広々とした空間になりました。
ダイニングキッチンとリビングを区切った建具は臨機応変に空間を変えられるため、来客時にとても便利です。
また、ご両親のためにバリアフリーな空間にしました。扉は引き戸に変更し、廊下との段差もなくしました。
土間から玄関ホールの床までは５４ｃｍの段差があり、以前は式台１段があるのみでした。
段差が高く膝に負担がかかるため、２段式の階段状にして、上り下りしやすい玄関ホールになりました。

水まわり空間は、脱衣洗面スペースが手前にあることから、誰かが使用しているとトイレが使えないなどの不便さがありました。
洗面コーナーとトイレの配置を入れ替えることで家族が洗面脱衣室・浴室を使用しているときでもトイレへの出入り出来るようになりました。
引き戸なので出入りで通行の妨げにもなりません。
段差も解消、手すりをつけバリアフリー仕様になりました。
在来工法から高断熱のユニットバスに変更したことにより、冬の入浴時の寒さから解放され、安心して入浴することが可能になりました。