昨年施工させて頂きました耐震改修リフォームですが
ご相談を頂いたのち、まずはお宅の状態を細かく調べ
作図と共に、現在の耐震数値を計算しました
窓開口が多く壁の少ない日本の家屋
耐震計算で低い数値になりました
そこから補強計画を練るわけですが
建物内部の補強はまた今度お伝えするとして
まずは重い土葺き日本瓦を軽い屋根に葺き替える事で
家自体の重さを軽くして耐震数値をあげる方法があります。
築年数の経ったお宅には壁や屋根瓦の下地に土が使われている事があります。
瓦と土とで屋根の上にはかなりの重量が掛かっている事が分かります。
これを撤去し、下地や防水シートをやり直した後で
日本瓦と遜色ない、軽い瓦を敷いていきます。
今回使用させて頂いたのは「ケイミュー ルーガ雅」
通常の瓦の半分位の重量で、見栄えも日本瓦の重厚感を保ちつつ
30分耐火や施工時のごみ発生量削減まで配慮された優秀な屋根材です
頭が重いとバランスも悪く揺れが大きくなります
築年数が経っているお宅は、屋根の葺きかえもご検討下さい